(35)成長ホルモン刺激ペプチドを開始しました(CJC-1295,GHRP-2)
CJC-1295(GHRHアナログ)— Growth Hormone Releasing Hormone mimetic
▶︎ 作用機序
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CJC-1295は下垂体のGHRH受容体に結合 → GH(成長ホルモン)分泌プルスを増強。
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DAC(Drug Affinity Complex) 付きの製剤では血中半減期が7〜10日 → 継続的なGH促進。
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GH→肝臓→IGF-1増加 → 同化(アナボリック)作用、代謝改善。
▶︎ 生理的特徴
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生理的 GH分泌を模倣(自然のパルスを強める)
→ グロースホルモン製剤(hGH)とは異なり受容体ダウンレギュレーションが起きにくい。
💉 GHRP-2(Growth Hormone Releasing Peptide)
▶︎ 作用機序
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胃・脳の**GHSR-1a(グレリン受容体)**に作用
→ 下垂体GH分泌を直接刺激(即効性の高いパルス放出) -
グレリン系 → 食欲・胃酸分泌・成長ホルモン分泌に関与。
▶︎ 生理的特徴
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強いGHスパイクを発生(短時間で上昇)
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CJC-1295のGHRH系とGHRP-2のグレリン系は異なる入口→併用が最も強い。
🔥 CJC-1295 × GHRP-2 併用の相乗効果
併用時のポイント
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GHRHアナログ(CJC):GHを出す準備を整える(“地盤整備”)
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Ghrelinミメティック(GHRP-2):即時の放出トリガー(“点火”)
👉 同時投与 = 最大限のGH放出
👉 単独使用の1.5〜3倍のIGF-1上昇が報告(臨床例・実臨床ベース)
【作用の詳細】生体レベルで何が変わるか
1. アナボリック(筋肉・回復)
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タンパク質合成↑
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脂肪分解↑(脂肪酸動員)
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筋力・筋持久力↑
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筋損傷からの回復促進
→ 特に40代以降のGH低下補正に顕著。
2. 代謝改善
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インスリン感受性↑
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脂肪肝リスク↓
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内臓脂肪減少
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睡眠改善(深睡眠NREM↑)
→ 特に内臓脂肪型肥満 or 低代謝に有効。
3. 皮膚・毛髪・骨
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コラーゲン合成↑ → 皮膚の弾力改善
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毛髪密度↑(薄毛初期に有利)
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骨密度↑(IGF-1経路)
老化マーカーのSASP抑制とは異なり成長因子促進アプローチ。
成長ホルモン関連ペプチドは、セノリティクス 老化細胞除去の後の施術が理想的です。SASPを抑制して発がんリスクも低い状態での施術が理想です。
詳細はクリニックまでお問い合わせください。
当院では最大の効果を引き出す為に、CJC-1295とGHRP-2の合剤を投与します。投与方法は皮下注射になりますが、初回から元気になりますので、シェイプアップやダイエットに興味のある方もお問い合わせください。








