(14)血液オゾン療法
当クリニックが、初めて自由診療の治療で開始したのがオゾン療法です。オゾン療法は自然療法が普及しているドイツで発明された歴史のある治療法です。元々は戦争の際に創傷の治療に使われたのが始まりと言われており、それは約80年以上前の事です。各方面でオゾン水や、オゾンガスも使用されていますが、私たちが点滴療法として使用しているのが血液オゾン療法です。この血液オゾン療法は、「大量自家血オゾン療法」と呼ばれる治療で、100〜200mlの採取した血液に正確に測定された医療用のオゾンガスを曝露、撹拌してから体内に戻す治療です。この治療法は、主にドイツ、スペイン、イタリア、ロシアなどでも代替療法として広く普及しています。私はもともと医学部大学院で活性酸素の研究をしていましたが、この血液オゾン療法の多彩な効果は、活性酸素の体内での作用を理解していて初めて理解できる治療法です。活性酸素の体内動態について理解している医師が思ったより少ないことがこの治療への偏見の一因になっていると思います。この一見血生臭い?怪しく見える治療は、様々なデータから科学的に理にかなっている治療だと判ってきています。オゾンガスの刺激により、結果としてサイトカインと呼ばれる様々な免疫系が活性化され、同時にホルミシス効果により体内の抗酸化系が活性化されるのです。末梢循環を改善する作用も認められ、特に初回は体感が感じられやすい治療法です。体が軽くなる、頭がスッキリする、手足がポカポカする。よく眠れる様になる、視界が明るくなるなど施術後直ぐに体感があります。この一つ一つの体感は、科学的根拠に基づくもので決してプラシーボ効果などではありません。この治療法で、何人もの現代医療でも治療法のない、あるいは治療法が確立していない病気の患者さんがこの血液オゾン療法にて症状が改善し、今も通院されている方々がいらしゃいます。また、健康維持、予防医療、アンチエイジングを目的として来院されている患者さまは、風邪を引かなくなった、花粉症が軽くなった、治ったなどの声も聞かれます。エビデンス重視の日本では、幾度と偏見に晒されている治療法ですが、ヨーロッパでは様々な国で歴史も実績もある素晴らしい確立した治療法です。科学的なエビデンスは後からどんどん実証されています。当院では、是非体験していただきたい治療法です。私の著書「血液クレンジング療法」「ちょいサビ健康法」ではこのオゾン療法について詳しく解説しています。ご希望の方には「ちょいサビ健康法」を無料にて配布していますので、是非ご一読ください。