ダサチニブ+ケルセチン点滴療法を開始いたしました。

ダサチニブ+ケルセチン点滴療法を開始いたしました。

〜時代は足し算のアンチエイジングから引き算のリバースエイジングへ〜

セノリティクス として使用される成分にはいろいろありますが、ダサチニブとケルセチンの組み合わせが最も歴史があり、経口投与の研究や文献、エビデンスがあります。

今回、私たちは大学のベンチャー企業と提携して、脂溶性で点滴できなかったケルセチンと、抗がん剤でもあるダサチニブを、それぞれ適切な形状にリポ化することに成功(特許出願中)しました。正常細胞には作用せず、副作用の少ない、安全な形で老化細胞のみに作用するセノリティクス点滴を開発しました。その薬剤活性を損なわない為に当院では−80度のDeep freezerにて保管しています。また、治験を重ね、ダサチニブの副作用を最小限に減らす方法、適切な投与量、投与間隔、投与頻度についても経験より解ってきました。

変形性膝関節症、頚部、腰部椎間板ヘルニア、各関節痛、全身倦怠などの症状には1回目の点滴後から体感がある患者さまが多く、個人の差こそあれ劇的な症状の改善が見られます。

また、治療前後にてIL-6, IL-8, TNFαなどのSASPを測定していますが、ほとんどの症例で治療にてSASPが減少していきます。

将来的には様々な種類のセノリティクスを組みあわせて健康寿命120歳を目指します。

<ダサチニブ+ケルセチンのセノリティクス 作用の機序>